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『四月の永い夢』朝倉あき×三浦貴大インタビュー

MOVIE Collection[ムビコレ] - 5月9日(水)

『四月の永い夢』朝倉あき×三浦貴大インタビュー
三浦貴大さん、なんて理想的なお芝居のアプローチなんだろうって!(朝倉)

『四月の永い夢』
2018年5月12日より全国順次公開
(C)WIT STUDIO / Tokyo New Cinema

世界四大映画祭のひとつモスクワ国際映画祭で、邦画史上初となるダブル受賞を果たした『四月の永い夢』がいよいよ日本公開される。メガホンをとったのは世界的に注目される新鋭・中川龍太郎監督。恋人を亡くしたひとりの女性が喪失感や、心の棘から解放されていく姿を詩的に描き出している。

主人公・初海を透明感あるたたずまいでみずみずしく演じるのは『かぐや姫の物語』の朝倉あき。初海に恋する朴訥で誠実な青年・志熊を演じるのは数多くの映画・テレビドラマに出演する三浦貴大。2人が織りなす空気感はとても穏やかで、それでいて胸に迫るものとなっている。そんな彼らに話を聞いた。


──三浦さんと朝倉さんは今回、2度目の共演とのことですが。

三浦貴大(左)と朝倉あき(右)

朝倉:やはり共演が2回目ともなると、すごく安心感があります。三浦さんは親しみやすい空気を作ってくださる方なので、私もリラックスできたというか。最初にお会いした時から壁を作らないで、フランクに接してくださったので、すごく楽しかったという記憶しかありません。

──現場ではどのようなお話をされていたのですか?

朝倉:基本的に撮影中はあまり喋らなかったように思います。別にそういう風にしようと思ったわけではないんですが、喋らずに皆さんと同じ空気を一緒に味わっていたいなと思っていて。

──三浦さんはそんな朝倉さんを見て、役に入っているんだなと見守っていた感じですか?

三浦:そうですね。それと僕が演じた志熊という役がそうだったので、とにかくそんな朝倉さんがかわいいなと思いながら見ていました(笑)。

朝倉:(照れながら)ありがたいですね。

──撮影はどのような雰囲気だったのでしょうか?

『四月の永い夢』撮影中の様子

朝倉:監督がすごくナチュラルなお芝居を求めてくださって。撮影中はカメラで撮られているという感覚があまりなかったですね。私もカメラを意識しないようにしていたというか、途中からどんどん忘れてしまったくらいで。実際、カメラをあまり意識しないところが何シーンか使われていて。映画を見るとこういう風になっていたんだなとか、こんな歩き方をしていたんだなと感じるところも多かったですね。

三浦:僕はどうしてもカメラを意識してしまうクセがあるのですが、おそらく中川監督が思い描いているものはそういう小芝居ではないんだろうなと思っていました。ただ、そういうカメラが気にならないような雰囲気作りを、監督やスタッフさんが作ってくれたので。無理に、意識からカメラを消そうということは考えずに撮影ができたかなと思います。それから、完成した映画を見てびっくりしたことといえば、「みんな芝居上手いなぁ」ということ(笑)。この人たちの中に入って、俺は大丈夫かね、と思っていました。

朝倉:三浦さんがそういうことを言うなんて!

三浦:もちろん技量というのもあると思いますが、それと同時にキャスティングの妙というか。あの空間にすごくマッチした人たちだったからかもしれませんが、一人ひとりが中川監督の世界観を感じて、芝居をしているのが単純にすごいなと思ったんですよね。

朝倉:なんておっしゃいますけど(笑)、本当に三浦さんはこのままなんですよ。このまま現場に入ってきて、いつも肩の力が抜けていて。現場では誰よりもナチュラルだったんです(笑)。以前、ご一緒した時から、なんて理想的なお芝居のアプローチなんだろうと思っていましたし、私もこんな風にできたらいいのにとずっと思っていました。

──今回の映画は国立がロケ地となっていますが。

三浦:僕が生まれ育った国立という街で撮影ができてすごくしあわせでしたね。ただ、国立というのは僕にとっては住んでいた場所だったので、そこに朝倉さんや撮影クルーがいたというのは不思議な感覚でもありました。あの街はすごくいい街ですし、僕の地元だったので、何の役作りもせず自然に入れたなというのが良かったですね。

朝倉:今回、改めて国立の街の中にたくさん居させてもらって、地元の人たちの愛情がたくさん詰まっている町だなと感じました。今回の映画でも、お蕎麦屋さんや帽子屋さんなど、いろいろな場所が出てくるんですけど、そういう地元の方が愛して一緒に暮らしてきたような親しみのあるお店がたくさんあって。高い建物が少なくて、のんびり歩ける道もたくさんありましたし、撮影時期が夏だったこともあって、日当たりの良い町だったというか、気持ちのいい場所だなという印象が残りました。

──中川監督はまだ1990年生まれ。現在28歳ということで、お二人とも世代が近いんじゃないかと思うんですが。

『四月の永い夢』撮影中の様子

三浦:監督は僕より3つぐらい歳が下なのかな。頭の中はすごく文学的なんですけど、映画の組み立て自体はすごく計算して作っている方だと思いました。こんな静かな映画を作る方ですけど、映画に対する熱はものすごくあって。ずっと映画のことを熱く語ってくれるんですよ。ご自身もいろんな経験をされていらっしゃると思いますし、そういう自分の経験を映画につぎ込んでいるんだろうなと思いますね。

朝倉:いろんなことに対して興味を持たれていて。あらゆることを吸収して、それを全部映画に活かそうと。自分なりの答えをいつも考えているのかなと感じました。小道具やロケ場所に関しても、スタッフさんがものすごくこだわって選んでくださっているんですけども、中川さんのそういった熱がスタッフさんを動かしているんだな、というのを感じました。

──志熊は染物工場に務めているという設定でしたが、役作りなどはしたんですか?

三浦:先に映像の資料を頂いて勉強をしました。後は実際に撮影の時に染物工場に行って、実際の職人さんに手順を教えてもらいました。ただ、手順を覚えるのはもちろんなんですが、それと同時にほかの職人さんが工場でどのようにしているのかを観察しました。どうやって入り口から入るのか、どんな顔をしているのか、普段はどこに座っているのかとか。撮影の時以外はスタッフさんに発見されないくらいにしたいなと思って。職人さんになじむことができたらベストかなと思ったんです。

(2018/05/09)
 
朝倉あき
あさくら・あき

1991年生まれ、神奈川県出身。2008年、『歓喜の歌』でスクリーンデビュー。「とめはねっ! 鈴里高校書道部」(10)にてテレビドラマ初主演。NHK連続テレビ小説「てっぱん」、「純と愛」や「下町ロケット」などの話題作へも出演。映画では『神様のカルテ』(11)、『横道世之介』(13)、スタジオジブリのアニメ映画『かぐや姫の物語』(13)のヒロイン・かぐや姫の声も演じた。その他、舞台やラジオなどにも活動の幅を広げている。

三浦貴大
みうら・たかひろ

1985年生まれ、東京都出身。『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』(10)でデビュー。近年の出演作に『サムライフ』(15)、『進撃の巨人』シリーズ(15)、『怒り』(16)、『世界は今日から君のもの』(17)など。待機作に『3D彼女 リアルガール』(9/14公開)、『栞』(秋公開)などがある。

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